Friday, September 18, 2015

中国人家族の会話

 大阪のとあるホテルのエレベーターで3人の中国家族と乗り合わせた。夫婦は40代後半、娘は高校生の年齢のようである。この家族は買い物の帰りで、いくつの袋に様々な ものが詰まっていると見える。非常に短い時間で、以下の会話が聞こえた。

父:「日本って凄い。数多くの良い製品を作って世界中で売り渡っており、改めて関心したよ。我々もここで国内では売っていないものを多く買ってきたね」

母:「中国も同じく凄いと思いますよ。いま、世界中でも中国で作ったものがたくさん売られていますよ。」

娘はお母さんの顔を見ながら、頷いた様子が見られた。

父:「お前、分かっていないな。日本製品の凄さはその品質と価値だよ。ほら、買ってきた商品の会社を考えてみなよ。いずれの一社も年間の利益は中国の平均的な都市の老百性(市民のこと)全部の年収だよ。我が中国は結局安いもの、価値が低いものを作って世界中に売っているだけだ。結局、価値が低いが故に、老百性の収入も大したことがないのよ。所詮、低賃金労働者さあ!日本人を見習わなきゃ・・・・」

お母さんの方はシンとしたが、ムッとした顔であった。でも、娘は「うん」と頷いて、納得した顔でお母さんを見ていた。

 なるほど、日本をちゃんと正しく評価する中国人もいると思う次第であった。


No comments: