Friday, July 17, 2015

中国の経済成長と日本

中国統計局によれば、2015年第2四半期(4〜6月期)のGDP成長率は1.7%伸び(季節調整済)、季節調整を除いて年率に換算して前年同期比7.0%の成長率である。中国のGDP規模は約1,200兆円(約60兆元)であり、年率7%の成長 とは約84兆円の増加に相当する。中国の経済規模が大きくなればなるほど、その伸び率が従来より低くなったとしても金額的に大きなものとなるのは明らかである。

日本の名目GDPは約500兆円であるとすれば、中国の7%の成長率は日本のGDPの17.3%に相当するものとなる。また、2014年に日本貿易総額に占める中国との割合は約32.5兆円であり、中でも中国への輸出金額は13,4兆円であった(約18%)。したがって、中国の経済成長は日本の輸出部門、ひいては日本経済全体に好影響を与える。両国の経済は切っても切れない関係であり、今後もその相互依存が一層高まっていくに違いない

したがって、両国の互恵関係を経済現実に取り組むことが大切であり、すぐに政治的に解決できない課題について次世代に委ねるよう互いに再確認することが得策だと思う。やはり、日中両国の指導者は鄧小平の方針を維持すべきであるように思う。

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