Thursday, June 05, 2008

茶坊主とは

6月2日の日本経済新聞朝刊の「春秋」という欄は「茶坊主」とは何かを紹介した。社会人や組織に属している人にとってこの概念を把握した方が良いと考え、そのエッセイの概要をここで再現しよう。

「茶坊主」の意味は二通りある。つまり、1)室町~江戸時代に武家に供えて茶の湯の事をつかさどった剃髪の者(注:出家の意味ではない)、2)権力者におもねる者をののしっていう語、である。

また、このエッセイは立石優著の『いい茶坊主 悪い茶坊主』を引用し、いい茶坊主は1)社交性に富む、2)協調性豊か、3)調整能力がある、4)情報収集力に優れる、5)礼儀作法を弁えている、6)知性と教養がある、7)周囲に気配りする、という素質を持つ。

それに対して、悪い茶坊主は1)ゴマスリ上手、2)何事につけ要領がいい、3)告げ口する、4)人の弱みにつけ込む、5)権力者に取り入れるのがうまい、6)虎の威を借りていばる、7)人の顔色を窺う、という性格の持ち主である。

さて、こうした区分にしたがって社会人や組織人は身の回りにどういうタイプの「茶坊主」がいるかを識別して付き合う必要があるのではないかと思った次第である。

1 comment:

Anonymous said...

こういう人,どこの組織にもいますよ。私の属している組織にも同じタイプの茶坊主いますよ。