Tuesday, September 20, 2011

日本のソフトパワー?

SMAPは16日の夜に北京で初の海外コンサートを開催し、中国ファンの駆け込みで大成功したようである。このコンサートは日中両国のメディアから高く評価され、久しぶりに両国の関係が好感をもたらしている。テレビによれば、あるファンは月給4,000元(約4万円)で、チケット代が2,000元(約2万円)でも惜しまないという。近隣諸国を旅すれば、日本のアイドルタレントはかなり人気が高いことに気が付くと思う。

日本のビジネス外交では、自動車、精密機械・機材、環境に優しい製品、新幹線や原子力発電機等のモノを外国に売り込むために専属な外交官や業界組織等がある。SMAPの北京コンサートから日本は人々の生活文化に根付きやすいソフトパワーを活かせば、新たなビジネスチャンスが生まれるのみならず、各国が日本に対する親しみさも増すに違いない。また、そういうソフトパワーの輸出は為替の変動に影響を受けないと考えられよう。

なるほど、野田総理は「ドジョウ」外交にそういう戦略を打ち出し、まずはSMAPを対中国の大使に任命することである。それは某商社の会長を経験した現役対中大使よりも日中両国の民間交流がさらに高まると思う。

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