10年前の今日は世界が変わったと良く言われており、米同時テロから10年になります。その多発テロの首謀者とされるウサーマ・ビン・ラディンはさる5月に米国の特集部隊によって殺害されたが、世界最強の国でる米国はアルカイダとの戦いが未だに続いている。米国や多くの国々はウサーマ・ビン・タディンを「9・11」の首謀者と断定しているのに対して、日本のマスコミは未だに彼を容疑者と扱っている。それに対して異和感があって仕方がない。
「はてなキーワード」によれば「容疑者」とは、マスコミ用語として犯罪の容疑を受けている者を言い、法律用語では被疑者と同様な意味である。こうした扱いが正しければ、米国はウサーマ・ビン・タディン容疑者を法的に裁かないまま殺害したことになる。他方、米国にとっては死亡者は約3,000人、負傷者が約6,300人からウサーマ・ビン・ラディンを同時多発テロの首謀者とし、法的な適法手続きを経なくても、一見して殺す(kill at first sight)に値するとしていた。それが米国の言う正義であろう。
こうして見れば、日本のマスコミは如何なる意で「容疑者」という表現を用いているのか。単に法的な判定がない限り、ウサーマ・ビン・タディンはあくまでも推定無罪であるという立場を示しているのか。そうだとすれば、米同時テロの被害者はどう思うのであろうか。
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