日本の報道メディアは依然として政治に関心がなく、政局を煽る記事やニュースをばかり報道している。中でも、政治家の発言を「メディア語」に翻訳され、政局を煽る記事が多く作られている。以下の二つは具体的な例である。
その一つ、前原誠司国土交通相のテレビ番組で発言したものである(3月28日、テレビ朝日番組)。発言主旨は小沢民主党幹事長の「政治資金」に関するものであった。前原誠司大臣は「自身(小沢一郎氏)が幹事長という立場にあって、どうすれば参院選に勝てるのか考えてもらうことが大事だ」と述べたことを、メディアは「(前原誠司大臣が)国民の理解が得られない場合は自ら進退を判断すべきだとの認識を示した」という「メディア語」に翻訳された記事であった。
次に同じく前原誠司国土交通相は9日の午前に行った記者会見で、「政権交代をしたという 歴史的使命感に立って当事者が判断することだ」と述べたことを、メディアは「(前原誠司大臣が小沢一郎幹事長は)自発的に進退を検討すべきだとの考えを示した発言だ」という「メディア語」に翻訳された記事であった。
以上のように、報道メデァアは、前原誠司大臣が実際に発言したもの(イタリックの文章)を政局を煽るような解読や見解(太字の文章)を一般大衆に伝えるのである。政治家の発言は日本語という言葉通りに解せず、あるいはその発言の真意が言葉のままではなく解読が必要であり、何より報道メディアはその解読力をしか持ち得ない、という不思議な報道メディアの翻訳・解読の力であろう。
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1 comment:
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