安倍晋三氏は石破氏を敗り、自民党総裁に返り咲いて再び総理大臣になる可能性が出てきた。総裁投票選の第1回投票では石破氏は安倍氏より約2倍の党員票を獲得したが、国会議員のみ投票権をもつ決戦投票の結果逆転負けとなった。このような「民主的」総裁選は果たして良かったのか些か疑問を感じる。政党に属する国会議員は党員の支持を受けているのに、決戦投票において党員の意向が反映されていなかったのである。乱暴な例えではあるが、会社の株主が望ましいと思う役員を社長にしようとして、取締役会のメンバーは株主の意向を汲み入れようとせず、一度会社の経営を任期途中で投げ出した社長を再び選んだと同じこと。「美しい国、日本」よりも、「醜い国、日本」と思われても仕方があるまい。
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